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浅草の唄


私は3代続く生粋の江戸っ子でして,
東京は浅草で生まれ,
下町で育ちました.

浅草っ子の特徴は?と聞かれると,
新しいものはなんでも興味を持ち,
人生に取り込こもうとする.
と答えます.

商売人の家庭が多いせいか
趣味嗜好がみんなはっきりしていて,
群れることを好みません.

その反面,
無情に人間好きなので,
同じ環境にいるものはみな同士,
新入りだろうが,だれだろうが親分肌で可愛がり,
面倒みてしまう心意気があります.

そんな浅草っ子が飲み会の席やおめでたい席で
元気に合唱する大好きな歌があります.

「浅草の唄」 
作詞:サトウハチロー 作曲:万城目正 唄:藤山一郎

強いばかりが男じゃないと
いつか教えてくれた人
どこのどなたか知らないけれど
ハトといっしょに唄ってた
あぁ浅草のその唄を
(ソイヤ・ソイヤ・ソイヤ・・・←三社祭風に合いの手いれる)


ある晩,
プロジェクトリーダーの人たち数人と
仕事の帰りに
浅草の話をしつつ,飲んでました.

すると一人のリーダーが突然,
「うちのプロジェクトに元気のないエンジニアがいるんだけどなぁ.

それにつられて他のリーダーも
「うちにも思い当たるエンジニアいるんだよなぁ.」

いつになく”バリアフリーの連帯感”で
元気のないエンジニアについての
飲みトークになりました.

そして,なんと
「浅草の唄」を彼らに唄ってやってくれないか
という流れになったのです.

「そこ,私担当ですか〜?」

場の流れがまずくなるのを予感し,
柔らかく拒否したものの,
「面倒みてしまう心意気.ですよねぇ・・」
との突っ込みに,
結局,設定されたカラオケ屋へ行くことになり
歌いましたよ.

「強いばかりが〜おとこじゃないとぉー♪」


当然,呼び出された元気なしエンジニアたちは
なにごとか?とあっけにとられて聞いていましたが,
なぜだか,リーダー達が元気になってしまい
だんだんキラキラしてきました.

この新しい経験を人生に役立てたいと思います.

2009.5.14 Mami Nishida
                           


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