Suteki vs Sugoi



トロピカルマンゴーよ,大使を抱け!


インフルエンザの脅威が押し寄せる
5月もまだ肌寒いころ

頭上に広がる
大きな窓ガラスが
会場内と外界との温度差によって
曇りに曇って,

それでも尚
新種のスパイクが
そこに存在するかのように

空間的に積分された
熱気と活気の組み合わせ応力によって

ミシミシと天井を
押し上げている

そんなエネルギッシュな
イベントに私は参加した.

そのだだっ〜広い会場の
小さな隅っこの一角で,

20代前半くらいの
アマチュア・デザイナーの女の子が
ぽつん.

画用紙を胸に抱きかかえて
人の渦を観測していた.

とーっても
私の琴線に触れたので,

「似顔絵を描いてほしい.」
と申し込んだ.

すると彼女は,
ほんとうにびっくりした様子で
画用紙を一枚めくると

「ステキです.ステキです.ステキです〜
を何度も連呼しながら
ものすごい勢いとタッチで,
あっという間に描きあげた.

夢中になって
「ステキです〜」のコールを
発生していた彼女のところには

特定の種を集める超音波システムが
取り付けられたように
大勢の人が集まってきた.

そして
あっという間に
似顔絵コーナーの列ができた.
(大繁盛になってえがった.えがった.)

ステキを絶叫する
彼女の作品はこちら.










時を同じくして,
20代の技術者になりたての
男の子が二人,
相談事があるということで
遠方からわざわざ会いに来てくれた.

話が一区切りついたところで
一人のエンジニア君が


「西田さんってどこかで見たことがあるんですが・・・,」
と言い出し,

エンジニア君 「白い・・・・」

西田さん 「白い〜


エンジニア君 「犬みたいなの・・・・」

西田さん 「犬?」



翌日,

「コレです.」

確認のメールが届いた.





ネバーエンディングストリーのファルコン.




若い女の子や
若手技術者の何気ない行動は
もぎたて新鮮の
トロピカルマンゴーのようなもの.

産地直送でくるから
おもしろいな
と改めて思う
今日このごろであった.


2009.6.5 Mami Nishida




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