論文発表のご報告
  
  ■西田研4年生が論文発表しましたのでご報告します.

  関東学院大学 機械設計研究室 第7号
   小川雄太,田中貴元,深澤航,西田麻美 ”ソフトロボットに向けたFFPアクチュエータ”,
   第29回日本ロボット学会学術講演会,講演概要集RSJ2011AC3K2-3,2011.


  ■西田先生からのコメント
  同期メンバーの中で,ひたすら実験を行なっていたチームでした.
   はじめのうちは,あれも,これも,それもと手を出して,どれも形にならず,焦りの繰り返しで苦戦していました.
  ようやく「研究とは何か」がわかりはじめ,一つの目標に向かって3人で歩きだしました.
   小川君をリーダーにして,みんながリーダーをサポートする形で,毎日遅くまで粘ってがんばっていました.
  その粘り強さは,壁をいくつも越えながら鍛えて得た本物なので,きっと将来役に立つ時がくると思います.
   社会に出てからもこの経験を糧にして,自信を持ってがんばってほしいと思います. 
  


芝浦工業大学
3日目も青空が広がっていました.

小川君の発表は,午後一の三番目でした.
落ち着いて,上手に発表していました.

たくさんの方が小川君の発表を見ていました.
この後の小川君が,「全員,鬼に見えました.」と言っていたのが印象的でした.

同じチームの田中君と深澤君も,緊張のピークでした.


ほっと一息する小川君,最後まであきらめずに
ご苦労さまでした.

サポートしていた田中君,いつも冷静に判断してました.
お疲れさまでした.

しかし,中学校,高校,大学,そして研究室までが一緒,おまけに就職先までも・・・
小川君と清田君,ここまできたら,何かの縁ですね!
 それから,深澤君がここに座って,ずーっとやっていた実験は,論文に入れるまでには
至らなかったけど,十分健闘していたと思います.


  ■学生諸君からのコメント

「西田研究室に所属して〜学会発表を終えて〜」 小川 雄太

私は,研究室訪問から機械設計研究室を第1志望の研究室と決めていました.理由は西田先生のお話を聞いて,新しいことをやろうとしていることに魅力を感じたことと大学生活の締めくくりとして,しっかりと研究に取り組みたいと考えていたからです.そして志望がとおり機械設計研究室に所属が決まりました.所属が決まって先生の授業が始まりました.先生の授業は座学だけでなく,ロボットを作ったりと実習もありました.座学では先生の経験なども話してくださり,エンジニアとは何か?について考えさせられました.実習ではロボットの競技会を行い,問題点や改善点を見つける方法を教えていただきました.その後,葉山のセミナーハウス合宿にて今後の研究チームメンバーの発表がありました.私は田中君と深澤君とチームを組むことになり,さらにチームリーダーを任されました.正直不安でした.今までリーダーという役割をしたことがなかったため二人に迷惑をかけると思いました.しかし任されたからにはできる限りのことをやろうとも思いました.そして学会に向けた研究が始まりました.研究が始まると辛いことが多くありました.実験が思うように進まないことや,実験自体を白紙に戻したこともありました.しかし諦めませんでした.それは,二人が諦めていなかったからです.私はすぐに弱音を吐いてしまいますが,そのたびに二人が「次はこういう風にやってみよう」と言って引っ張ってくれました.それに,西田先生も私たちを見捨てることなく気にかけてくれて,実験の成果等を何度も見ていただきました.そんな細かい研究の軌道修正もあって今回の芝浦で学会発表することになりました.芝浦工業大学で開催された学会では,私が発表することになり,発表日まで練習を何度も行いました.先生にも多くの修正点やアドバイスを頂きました.田中君からは声のトーンなど発表の仕方のアドバイスをもらいました.発表は,最終日9月9日,午後一セクションの三番目でした.少しずつ緊張が増していく私に,深澤君が緊張をほぐそうと声をかけてくれました.それだけでなく研究室のほぼ全員が見に来てくれました.すごく心強かったです.そして無事発表を終える事ができました.ただこれで終わりなんだという気持ちにはなれず,学会で頂いたアドバイスや質問から研究できる方向がようやく見えたような気がしました.こうやって研究はさらに奥へと進むのだということもわかりました.西田先生は,学会は一つの経験だから行った方がいいよ!とよくおっしゃっていました.本当にそうだと思います.学会にはいろんな研究をしている人がいます.いろいろな方面の専門家から助言や意見を頂けます.それによって今まで見えなかったことまで見えます.発表は,凄く緊張して怖いものでした.でも,それ以上に行けて良かったと思います.それも先生のおかげであると思います.先生が学会に行かせようとしてくれなければ,もしかしたらこんな経験は一生出来なかったかもしれません.ありがとうございました.

「西田研に所属して〜学会発表を終えて〜」田中 貴元

私は3年生の春に機械設計研究室への配属が決まりました.最初の研究室見学の際に,まだ自分のやりたい事が定まっていなかった私に,機械設計研究室はとても大きな衝撃を受けました.新設されたばかりの研究室で,厳しい環境であるのは承知でしたが,残りの学生生活をより充実したものに,また誰もやったことのない未知の領域にチャレンジしていくことによって,エンジニアとして社会へ出ていくために重要なことを学べると感じ,第1希望で入りました.3年生の夏に行われたゼミ合宿では,同学年の小川君,深澤君とグループを組み「FFPアクチュエータ」の研究を行うことになりました.研究を開始した当時は,研究というものの認識が自分の中でとても曖昧で,実験結果が白紙になり,苦しく我慢する時期もありました.そんなとき,西田先生の指導や同じ研究室のメンバーの存在がとても大きく感じました.このとき,仲間の大切さを改めて再認識しまた.そして年を越した頃から,課題をこなしていけるようになり,徐々に力が付いてきていることも感じていました.成果が出始めた頃に,日本ロボット学会学術講演会を目標とした論文作成がスタートしました.始めは様々な論文を読みました.そのなかで文章構成や書く上でのマナーを学びました.しかし,いざ自分たちが書くと,文章で人に魅力的に伝えていく難しさがわかりました.西田先生の惜しみない協力もあり,チームのメンバーと協力して初めて1つの論文を完成したときの達成感は今でも忘れられません.同時に,自分たちの発言するひとつひとつの言葉の重さを学びました.研究は先の見えないもの,誰かの敷いたレールの上を走るのではなく,自分が先頭に立って自らがレールを敷いていくもの.研究が魅力的でなければ誰もそのレールには乗ってきてくれません.誰よりも研究を理解し,トップランナーとして走ることが如何に難しく大変なことなのかを痛感しました.これは,学生生活だけでなくエンジニアとして社会に出て活躍する上で意味のある経験をしたと思います.このような素晴らしい機会を与えて下さった西田先生には大変感謝しています.
発表当日には,発表者の小川君が壇上に立つと,自分まで緊張してきてきました.同じセクションで発表する方々は,自分たちの論文の参考としていた方だったので,自分たちの研究がその人たちの目にどう映っているのだろうかというワクワク感と不安がありました.その中で,意見や参考となる提案を下さった方々がおり,大変勉強になりました.最後に,このような貴重な経験が出来たことは,西田先生の厳しいご指導に加え,同研究室のメンバーがあってのものであると考えます.学会で意見をくださった方も含めまして,皆様に熱くお礼を申し上げます.ありがとうございました.

西田研に所属して〜学会発表を終えて〜」深澤航

 3年生の5月に機械設計研究室に所属が決まりました.研究室を選ぶ時に,様々な研究室に見学に行きました.その際に,担当教員である西田先生から研究室の説明を受けて,柔らかいロボットにとても興味を持ったこと,そしてなにより大学生活の最後は一生の記憶に残ることをしたいという思いがあり,迷わず第一希望で機械設計研究室を選びました.
配属された最初のころは研究に必要な基礎知識,論文の書き方や腹ばい型柔軟ロボットの製作を行いました.スケッチから部品図の作成,材料の切り出し,組み立てまでの全てをやることは初めてだったのでとても大変だったことを覚えています.しかし,実際に製作したロボットが歩いた時にはとても嬉しく,さらに,柔軟ロボットに興味を持ちました.8月には葉山での合宿がありました.そこで研究のチーム編成を行い,私は小川君,田中君とチームになり,研究テーマは「柔軟ロボットに関してFFPアクチュエータに関する研究」に決まりました.秋からは3人での研究が始まりました.初めの頃は順調に進んでいたのですが,だんだんと課題や問題が見つかり,自分たちの研究テーマを見失ってしまうことがありました.そのたびに西田先生に相談し,少しずつですが進んで行くことができました.しかし,この間に他のチームは結果を出し学会発表まで行っていたので焦り,何度も泊まり込みで実験や解析を行い,とても苦労しました.しかし,日本ロボット学会学術講演会での発表が決まった時はとても嬉しくこの苦労が無駄ではなかったと実感することができました.発表が決まってからも論文の作成や発表練習などでとても大変でした.実験を一からやり直したり,追加での実験を行ったりと今まで以上に大変になりました.西田先生や先に学会に行ったメンバーに助けられ,なんとか学会にまで行くことができました.芝浦工業大学での小川君の発表は,とてもよく出来ていたと思います.共に頑張ったメンバーにはとても感謝しています.また,今回の発表は私達の力だけでなく多くのサポートをして下さった西田先生の力が大きくとても感謝しています.
最後に,学会という貴重な体験をする機会や多くの助言をして下さった西田先生,サポートしてくれた同じ研究室のメンバーにこの場をお借りしてお礼を申し上げます.


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