Prowler



街を徘徊しはじめて
早数十年

気の向くまま
足の向くまま
春夏秋冬
あちらこちらをウロウロする
21世紀の徘徊シリーズ


神田

「神田川」

歌:南こうせつとかぐや姫




あなたはもう忘れたかしら

赤い手ぬぐいマフラーにして

かんだ川
二人で行った横丁の風呂屋

「一緒に出ようね」って言ったのに
向こうに見えるはアキバ
いつも私が待たされた

洗い髪が芯まで冷えて
あ!いつの間にか,かつサンド屋になってる
小さな石鹸カタカタ鳴った

あなたは私の身体を抱いて
ちなみに,隣のお店はモーターが充実してるの
「冷たいね」って言ったのよ
東京都の建築遺産に指定された「ぼたん」
若かったあの頃

何も怖くなかった
       バイト先の弁護士先生にゴチになってた懐かしの「竹むら」
ただ,あなたの優しさが

怖かった
家族や友人とよく来る「やぶそば」と
あなたはもう捨てたのかしら

二十四色のクレパス買って
                     「まつや」
あなたが描いた私の似顔絵

「うまく描いてね」って言ったのに
       そうそう,三畳一間の下宿を見つける徘徊だったっけ.
いつもちっとも似てないの

窓の下には神田川
今の時代,さすがに・・・・,
三畳一間の小さな下宿

あなたは私の指先見つめ
ないと思うけど・・・
「悲しいかい」って聞いたのよ
こんな感じ?
若かったあの頃

何も怖くなかった
若かったあの頃,何も怖くなかった.
ただ,あなたの優しさが

怖かった
ただ,万世のハヤシライスが・・・うまかった.
2010. 8. 25 Mami Nishida



トップページへ戻る