表面処理用供給装置の概要
自動機全体の工程
①両端に小さい折り曲げ部をもつ短冊状バーが,プレスで成形後に表裏混在でチェーンコンベア上に供給されている。
②これを全部表向き(折り曲げ部が上向き)になるように揃える。
③全部表向きに揃ったバーは,次の工程で多数個同時に枠の中に吊り下げて表面処理に送る。


表面処理用供給装置には、以下のような難しい要求がありました。
(A)短冊状バーの長さと折り曲げ部の寸法は何種類もあること。
(B)品種が変わっても装置の切り替えや再設定をしなで
済むようにすること。
(C)コンベアの速度が変わっても安定して動作すること。
(D)故障が少なく,保守・管理が容易であること。


センサいらずの分離方法     
 


 

 これが「ゼネバ機構」です。

 機械の中にある「伝達機構」といえば, 動力をそのまま伝達すればいいということではなく,
運動の形にするために何らかの変化を与えて伝達する場合の機構を意味します。
実際に, オートメーション装置の機構上の課題としては, 応力の大きさやその強さの問題よりも,
所要の目的の運動特性を実現することができる機構をいかに手際よく設計するかがポイントとなります。
ゼネバ機構は, 連続的に回転している軸によって,もう一方の軸を間欠的に回転させることを目的としている伝達機構です。補助の機械要素を使わずに,純粋に回転軸だけで断続的な運動を作り出せるため,
コンパクトに収めることができ,タイムロスの少ないシンプルな設計が可能です。
さらに,ゼネバ機構は,高速回転でも振動を抑えることができるのが最大の利点であり,
故障が少なく,製作も容易で保守も簡単なのが特徴ですから,映画のフィルム送りに限らずちょっとした
間欠回転機構を必要とするとき簡単に自作できます。

                 












自動化機構300選からのご紹介
(一部抜粋しました。)

  

P56より ワーク搬送装置に用いた例 P152より 最も標準的なゼネバ機構
プチコメント:
最近では、ゼネバの組合せもどんどん市販されており、ボックスごとにコンプリートされているので
それらを利用すると非常に便利です。


私と機構といい暮らし




☆映写機☆

小さい頃,
家族の中で行事ごとがあるだびに
8ミリフィルムにおさめていた父でした。

「3・・・2・・・1・・・」
カラカラカラ~と
スクリーンに
私と弟の
無邪気に遊んでいる様子が
映し出されると
息をのんでひたすらじ~~っと見ていたのを
覚えています。

不思議な気分でした。


先日,父に,
「昔,うちで使っていた8ミリフィルムの機械あるかな?」
とたずねたところ

「あるよ~!」
というので,
ワクワクして取りに帰ったら
ちょっと昔のハンディーカムでした・・。

撮影する機械なら
全部8ミリフィルムだと思っているようです。(汗)

今はもう,8ミリの中の
自分を見ることはできませんが,
その当時の写真なら残っていました。








今とあまり変わってませんね・・・
そのまんまです。









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 この装置には, 表向きのバーと裏向きのバー(ワーク)を
多数本一斉に枠に取り付けるために同じ向きに揃えるという操作が求められています。
一般的に, 表向き、裏向きの判定をどのように行うかというところでは, 「センサを使って判定しよう」と考えてしまいがちですが,
センサの代わりに単純なガイドを使って、裏向きのバーだけをゼネバ状ツールへと送り,
反転させて, 再び搬送ラインに戻すというちょっとしたアイデアが導入されているため,
結果的に「センサ」が不要となり, それに伴う制御動作という無駄がなくなり,
しかも自動供給速度に完全連動するという利点を持ちながら
非常にコストを押さえた設計となっております。
駆動機構は画像では見えませんが,ゼネバ状ツールは,当然コンベアに連動するゼネバ機構によって駆動されているので
,完全なメカニズム連動機構です。

機構の活用 No.3
送り出し                       


レンズ                       
ゼネバ機構                       
ゼネバ機構
動画提供:株式会社 新興技術研究所
巻き取り                       
原動円盤(1)上のピン(2)が従動円盤(3)のひとつの放射状溝(4)に入って出るまで(3)を1/4回転します。
(1)の円弧凸面(5)は,(3)の円弧凹面(6)と係合して鎖錠します。ピン(2)が溝(4)内に入ろうとする時の
ピンの運動方向は溝の中心線とほぼ一致するために,衝撃が少ないのが特徴です。
4分割ゼネバストップ機構は,駆動・停止時間比率が1対3になります。(応用例:映画のフィルム送り機構)
分割数は,4以上であればいくつでも可能で,それぞれ駆動・停止時間比率が異なります。
一般に多く用いられている6分割では1対2です。
                        
ゼネバ状ツール                       
※動画が再生されない場合は、アドオンを実行してください。
集光レンズ                       
動画の解説
裏向きバー                       
表向きバー                       
最初の装置は、ワークの多数個同時給送用の枠の駆動装置で,その移動速度特性をクランク機構で滑らかにしている機構部が見えます。
次に、ゼネバ状ツールに,裏向きバーを搬送する様子(表裏揃え機構)が見えて,その後に,そのスローモーション画像がご覧いただけます。


回転式シャッター                       
〜表面処理用供給装置〜
動画提供:株式会社 新興技術研究所